No Regret Life インタビュー

7月リリースのシングル「憧れの果て」が1枚アルバムをだした後の一発目のシングルというところに、自分の中でなにか変化はあったりは?

そうですね、やっぱりアルバム後って難しいというか、余計なことを考えるタイプの人間なんですよ、僕は(笑)。やっぱりそこでちょっとプラスαというか、アルバムのレコ発ツアーで培ったものを次の音に出さないとダメなんだろうなあというところから始まって、じゃあツアーの曲を書こうと。ツアーで見たもの、感じたこと、それをなんかひとつ書こうかなあというのがあって、プレッシャーっていうか、ちょっとずつその新しいエッセンスを入れていかなきゃっていうのをすごく意識しましたね。よりシンプルにしてみようというか、余分なところを全部取っていこうっていうのは結構あって。

ブログ読んだんだけど、8/25にツアーファイナルワンマン(@下北沢SHELTER)まで「微熱」をとっていたっていうことを書いていたんだけど、それはなにか思い入れみたいなものがあってのこと?

そうですね、言ってみれば「憧れの果て」っていうタイトルの3曲入りのシングルじゃないですか。で、「憧れの果て」は”ツアーに行ってまたツアーに行こう”っていうか、ツアーで「ありがとう、また来ます」っていうのを口約束じゃなくてちゃんと達成しようというか、やっぱりバンドって何ができるかと言ったら、曲を書く、歌を歌う、で、ライヴをする。それにもっと良いライヴをするとか、もっと良い曲を書くとか、もっと良い作品を作るとか。それがやめるまでの究極のルーティーンワークとしてやらなきゃいけなくて、、、これにどうやって自分等がテンション上がるか、そして来る人が夢見れるかっていうところだから、いろいろ考えるわけですよ。こうやったら面白いんじゃないかとか、こんなツアーも面白いんじゃないかとか。で、1枚ずつそれでワクワクしたいし、ワクワクしてほしいし。自分がバンドをやり始めたときに影響を受けたものをずっと追っかけてたと思うんですよね、バンドってみんなそうだと思うんですけど。でもライヴっていうのは目の前にいるのは憧れた人じゃなくて俺たちを見に来たお客さんたちがこっちを見ているっていう、、、「あ、これなんだな」って思って曲になったのが「憧れの果て」。

「6月に浮かぶ」って曲は、単純に鹿児島から東京に越して3年目。それはもう狙って素直に書いたというか。で、「微熱」の話をする前に、シングル3曲通して手紙めいたことになればいいなあと思ったんですよね。「またツアーいくよ」とかね。でも、毎日、毎月とかツアー行けるわけではないから、いろんなバランスを加味してやっぱどう頑張ってもでっかいツアーやれるのは年2回くらいなんですよね。そのために「じゃあ音源聴いてて待ってて」ていう意味も込めて、そういう手紙めいたものを思ってて。そういう意味合いがあるなかで「微熱」はやっぱ裏テーマというかね、あれができてやっとこう3曲が繋がったかなぁっていう、、、、

レコ発まで残してたっていうのはそういうのもあって、まあちょっと焦らしもあるんだけど(笑)思ってて言えなかった言葉なんですよね、今ここで一緒にいるって言うのは偶然じゃないじゃないかって。運命だとかそんなことは全然思わないんだけど、たまたま今日見たライヴに、たまたま凄く良いバンドがいて、それもたまたま良いライヴをやってて「出会ってしまった」みたいなね。っていうのがイベントとか出てるとやっぱあると思うんですよね。流れてる有線とかもそうだと思うんだけど。それってきっかけのひとつであって、こうやってライヴを見てもらってることとか、自分もライヴをやってることとか、、、俺、広島生まれなんですよ。で、鹿児島でバンドをやり始めて、今札幌とかいろんな町にライヴに行って、それに来てくれる人とかこっちも覚えてるし、こんな町なんだとかこんな人がいたよなとか、それがまた次のツアーのときに来てくれるとすごい嬉しいし、だからその「微熱」っていうのは、う〜ん、なんだろうな、、、37.2度ぐらいなのかもしれないけど、ちょっと熱があるなぁって思うと若干体のだるさとか気になったりとか。「偶然じゃないのかなあ」って。そういう感覚から「微熱」ってタイトルにして、ずっと思ってたけどやっとそれを歌に乗せられたなあっていうか、気恥ずかしさがネックだったのかもしれないし、うまくハマらなかったっていうのももちろんあるんですけどね。それを自分等のレコ発で最初にこの曲を流してあげたかったなあって。で、そのレコ発ワンマンでやっと形ができたっていう。

実際、それをずっとやってなくていざやった時の気持ちってやっぱり違うものがあった?

うん、すっごいね、ドキドキした。で、もう終わりきったあとすごい嬉しかった。お客さんは微熱をレコ発までやらなかった理由を人によっては気付いてるんですよね。で、「おぉ!!」みたいな。それみててすごい上がるし。

そしてさらに現在もツアーを回っているわけだけど

11/8に「右手の在処」をリリースして、その少し前からツアーがスタートしてるんだけど、それはレコ発ツアーではなくて、今年もう1回ツアーをやろうっていうのを実現させたというか、それには理由があってアルバムツアーが凄い良くて、また来るねって言って、それでも1年に1回しか行けない街もあるし。ツアーでの新しいゲストとかいろんな出会いがあったことを吸収してまたツアーをやりたいなあって。でもスケジュールの都合上20本しか行けないから行けない街の方がぜんぜん多くて。

で、ファイナルに代官山UNITでやるんだけど、前回のツアーのファイナル(SHELTER)は腹八分で止めたんですね、というか止めたつもりで。18曲くらいしか演んなくて。それはなぜかって言ったら、SHELTERは瞬発的なライヴだったんですね、その瞬間を詰め込んでというか。割とアップテンポな部分で固めて。今回のツアーは、そうじゃなくて聴かせる部分も聴かせてというか、流れをすごい考えてる。さらにちょっと先のことを魅せたいなと思ってるし、ホント今年の総決算だと思ってる。そしてそれ終わるときに、実は次のシングルがね…っていうふうになっていけば面白いなあと思ってる。ひとつのシナリオは終わってるけど止まらないというか。。。。

前のツアーファイナルでライヴやりながら「俺は時間の流れを歌いたいんかなあ?」って思って。ちょっとした前のこととか、今とかちょっとした未来とか。その流れを歌ってることって多いなあって、実際そういうことなのかなあって。俺等のライヴを見に来てくれる人とかもちょっとだけでもいいから前が見えて、こんなんなのかなあって想像できるような展開をしたいなあって、すげえ思いますね。10年先までバンドやってるかはわかんないけど、1年後こんなことがしたいっていうのは明確に目標としてあったりね。何事もそうなんだけど惰性になったりするのが一番怖くて、型にはまってるっていうのも怖くて、そこにこんなことやったら面白いよなとか、少し巻きで考えてあげるとプラスαのアイデアがでてきたりして。

今のルーティーンワークは精神的・体力的にどう?

体力的にはやっぱきつくなるよね(笑)。2ヶ月出てると。精神的にも「ああ、頑張らなきゃなあ」とか。。。でもね、なんかね、リハでテンション上がると1 回吹っ飛ぶんですよね。ここは前こんな感じだったから、今回はこんな感じでやりたいとか考えたりしてるとリセットされる。

そして最後は鹿児島の音楽シーンについて尋ねた

活発化してきてるなあとは思ってる。鹿児島バンドって今いろいろツアー行ってるバンドが増えてきてるし。俺等がやってるときってそんなにツアー回ってるバンドいなかったし。それだけお互いのバンドの情報伝達がいってるのかなあって思う。ライヴハウスにブッキングお願いするのも、バンドにしてもライヴハウスにしてもお互いの信頼感ができてきてるから、そうやってツアー回ってるバンドが増えたんだろうなって。刺激は大事だなあとおもうし。

他のライヴハウス行けばそこの空気感みたいなものがあって、それはそこのカラーだと思うしそういうのも含めて、ちょっとずつ吸収して自分らの刺激としてやっていくっていうのは良いと思うし。バンドの好き嫌いとかじゃなくて対バンってすげえ大事だし、実際ツアーバンドが鹿児島にやって来ることも多くなったし、そういうのがもっとあると鹿児島のバンドは面白くなるとおもう。

前、LOST IN TIMEとレコ発やったときにはココロイロトリドリと一緒にやって、 今度のツアー(11/22@SR Hall)はFat Propが地元として入ってくれるんだけど、俺も鹿児島のいろんなバンドを知りたいなあと思うからそういうのってすごい嬉しい。それと昔ずっと一緒にやってたバンドとまたやれるっていうのはすごい楽しい。一年ぶりぐらいにもう1回一緒にライヴやったら、そのときに「おおっ!」っていう発見とかあったりするし。それでこっちからもゲストバンド連れてくるし、そこで異種格闘技戦みたいな感じで。そこでさらに良いのが、ゲストバンドが今度は自分たちで来れるようになるっていうこと。そうなると鹿児島のシーンっていうのがまた面白くなるだろうし、お客さんも楽しみが増えるとおもう。

そういうシーンのお裾分け的なことはどんどんやりたいなあと思ってるんですよね。