1日目同様、今日もパンパンの会場。18:30という早い時間にもかかわらずこの集客。1番手の期待の高さが伺える。

会場が暗くなり、このイベントのテーマSEとなっている「MO'SOME TONEBENDER / Green & Gold」のイントロが会場を包む。会場はグリーン一色に染まり、会場からは歓声が。いよいよ「Green Floor」スタート。

Vo.瀬戸口を残してメンバー3人がステージに現れ、高らかに「Green Floor」の始まりを告げるイントロダクションへ。そのイントロから「微妙ライン」へ移行するところで瀬戸口がステージイン。会場からはひときわ大きい歓声。

「こんばんは、モーターパーカーです。ジャック！ジャック！ジャック・アンダーーーーーソン！！ゼロロク！！」

そう言い放つと独特の動きで完全にライヴモードへスイッチオン。オープニングからエンジン全開のステージング。その後も「ロックっぽいノイズ」で会場の横ノリを演出。

「Jack Anderson 1日目が終わったんですが、現在、Lubic cave houseさんの熱を引き継いでのこのステージです。楽しんで帰って下さい。」

そんな気合いの声明のあと、「パスタ」でたたみかける。会場もそれに応えるように拳を挙げ、身体を揺らす。そしてさらに勢いは熱を帯びたまま「オーリンジ」へ。心地悪さが心地よい、耳に残ってしまうギターリフが印象的だ。そして休む間もなくモーターパーカーの代表曲「車線変更」へ。会場の熱は一気に加速。ダンスフロア。

初めてモーターパーカーを見たときに、この楽曲をやっていた。すごくグルーヴがあってベースがこれでもかとうねっていて、その瞬間に、このイベントに誘おうと決めたナンバーなのである。もちろん良くないはずがない。

一気に駆け抜けたセットリストのラストは今までとは違ってスロウナンバー「うぶげたつ」。静と動の共存するナンバー。ラストの深いリヴァーブをまとった瀬戸口のシャウトが身体にべったりとまとわりついて、思考回路を停止させてしまうかのように絡む。会場を異空間にいざなってモーターパーカーはステージを後にした。

メンバーもステージを降りると普通の人間なんだがステージに立つと、何かが乗り移る。プロではないがプロ根性というか、切り替えというものが嘘っぽくなくステージで表現されているところは、彼らが目指すところがはっきりしているからかどうかはわからないが、今後の注目バンドのひとつである。


SET LIST
01　イントロ
02　微妙ライン
03　ロックっぽいノイズ
04　パスタ
05　オーリンジ
06　車線変更
07　うぶげたつ


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