「出たい!」って言ってくれた人に「じゃ!何する?」っていつも聞いて、決めてる

続いては地元の出演者について伺います。

「出たい」と言ってくれたバンドには基本的に出演してもらう。というのを以前聞きましたけど、今年もそんなアーティストはいましたか?

寿山:実際今年も「出たい」って言ってきてくれたバンドもいましたよ。そう言ってくるバンドがいるとやっぱり気になって見るし、日々の活動状況とか追っかけていくようになりコミュニケーションも増えるので、出演の可能性はグッと上がりますよね。

野間:こちらとしては “出してやる” って気持ちはもちろんない。
「出たい!」って言ってくれた人に「じゃ!何する?」っていつも聞いて、決めてる(笑)
もちろん8割は、「演奏します!」って返って来るけど、当たり前すぎて声かけませんね(笑)
「演奏後、焼きそば売りたいです!」とか、「フリーマーケットしたい」とか、訳の分からない答えが欲しいですね!

今年の地元のブッキングについての印象は?

野間:ゲストアーティストと一緒でこれも今年は熊本地震にリンクする部分が大きいかもね。まず復興支援なんだけど、みんなでやろうとは最初思ってなかったんだよ。だけどキャパルボと連携してグループライン作ってやっていくうちにメンバーが150人を超えて、その中でバンドマンがたくさん動いてくれて。南阿蘇に行ってくれたんだよね。そこで出会えたのが幡ヶ谷再生大学(※3)。今年は東北ライブハウス大作戦と共にブースも出してくれた。
コジマサトコもチャリティーCD(※4)を出して復興に対してリアクションしてくれたし。そういうことがあったからブッキングにも影響する部分はあったのかもしれない。特に二日目のブッキングはね。まあ意識はしてなかったんだけど。

※3:幡ヶ谷再生大学。2006年に仲間内のサークルとして始まる。東日本大震災を境に復興支援を主な目的とし、その他の危機的な災害が起きた際も支援できる非営利活動団体として新たに復興再生部が発足された。
※4:『Song For You』。コジマサトコが主宰して制作された熊本・大分 復興支援CD。CDの売上の全てを、熊本・大分へ義援金として寄付している。

オーディションでは一般の部と高校生の部が設けられました。

寿山:これは去年の反省から出来たものです。去年は一般と高校生のオーディションを一緒にやったために演奏力や完成度などで劣る高校生が選ばれなかった。これで何が起こったかというとフェスに高校生が遊びに来なかったんですよ。少なかった。

野間:高校生1,000円なんだけどね(笑)フェスには普段あまりライブハウスに足を運ばない人にもきてほしいと思ってる。そう言う人をフェスに呼ぶにはどうしたらいいか?まずは「友達が出てるから見にいこう」から始まり、実際フェスに参加して「フェス楽しかった」「ライブって楽しい」ってなって、それが学校で広まっていったらどんどん高校生のシーンに広がるんじゃないかって。

寿山:実際今年高校生の部で出演を勝ち取った みるきー# と 藍ちゃんはイベント出演やラジオ出演などフェス以降の活動も活発になっていて、そういう状況が高校生バンドが活気付くきっかけになると思います。

野間:一般の方も結構応募多かったよね。もちろん落ちたバンドもたくさんいるんだけど、オーディションに出ることで後に繋がっていくというか。例えば去年 the NITON がオーディション出てて結局ダメだったんだけど、そこで彼らを見て格好いいじゃんってなって。その後の動向を見て精力的な活動をしてたから今年の出演はこちらからお願いしました。

今は良いけど最初はオーディションやるの怖かったのよ。客来るのかなあ?って。でもたくさん来たね。
今年は鹿屋とか南さつま町とかの大隅からもたくさん来てくれて。特に高校生。ただね、交通手段がない。市内のことしか考えてなかった、、、、。だから来年のフェスはシャトルバス通したいなあ。大隅・川内・枕崎とか鹿児島県内で。うん、来年はそれをやる。シャトルバスを出そう!!
バス出せる人誰か教えて!連絡待ってます(笑)

国内だけじゃなく勝手に海外まで届く世の中だし

鹿児島からもみんなに見て欲しい、聴いて欲しいアーティストがたくさん増えました。
ちょうど良いタイミングでオムニバスCD「WALK INN FUCKIN STUDIO!」(※5)もリリースされます。こちらも詳しく教えてもらえますか?

野間:今回CDを出してくれた Niw Records(※6)の(山口)隆弘くんとは、元々は自分が東京に住んでる時からの知り合いで、彼のレーベルからバンドを呼んで鹿児島でイベントやったりしてて。あるツアーで彼と鹿児島の音楽シーンについて話をしてたんだけど、その時に僕が WALK INN STUDIO! でコンピを出そうと思ってる。って話をしたら、一緒にやろうって言ってくれた。しかもウォークインフェスをCDで再現できるんじゃないかっていう提案まで。自分的にはフェスの流れを汲んだコンピを出すなんて思ってもみなかったから嬉しかった。

ジャケは今年のウォークインフェスにも出てくれて、これまた鹿児島に興味を持ってくれてる KONCOS の古川太一くんとその弟の拓也くんによるデザインチーム “Anoraks”(※7)。タイトルの「WALK INN FUCKIN STUDIO!」はあえてスラング用語を使って鹿児島弁で “わっぜ” を意味してる。ジャケットも鹿児島をちりばめた仕上がりになりました。参加バンドは、、、詳細見てね(笑)

ホントはフェスに合わせて出そうとしてたんだけどあまりにもコンテンツが多すぎてずらしました。今のご時世コンピレーションCDに対する対価って難しいものがあると思うんだけど、鹿児島・Niw Records・Anoraksが絡むことの化学反応を期待して。全国的にみんなの手に渡って東京とかのイベントとかにバンドが呼ばれたらいいじゃない?国内だけじゃなく勝手に海外まで届く世の中だしね。

そして「WALK INN FUCKIN STUDIO!」が完成するまでのプロセス!
Niw Records 隆弘くん、KONCOS の太一、そして僕とトークイベントをやる事になりました!ぜひそちらも遊びにきて下さい。

V.A
“WALK INN FUCKIN STUDIO!”

※5:鹿児島コンピレーションCD「WALK INN FUCKIN STUDIO!」。詳細は下記にて。

V.A
「WALK INN FUCKIN STUDIO!」
2017.8.2(水) 発売

【鹿児島先行販売】
2017.7.25(水) 発売
WALK INN STUDIO / CAPARVO HALL / SR HALL / TOWER RECORDS アミュプラザ鹿児島 / 十字屋 CROSS店

収録曲 Artist / Tittle
01. THE ACOUSTICS / The Light
02. BACKSKiD / OPEN YOUR MiND
03. Art Building / 六月
04. コジマサトコ / 夜が明ける
05. 下水丸 / 海の幸山の幸
06. Crayons / ぼくもぐら
07. GLARE SOUNDS PROJECTION / Doo bee
08. monoclaft / DAY
09. ZOKUDAMS / ルナリアンの歌
10. BLOODY / チンガラビート
11. ぷぷぷ / 何色
12. 人性補欠 / 名前のない日々
13. わかまつごう / How about seeking Another one
14. シュレディンガーの嘘 / Miss Catwalk
15. 泰尊 / 日々
16. 東郷さくら / ランデヴー
17. The Pints / オロチ
18. ぢゃん / 八咫烏

全 18 曲
価格:税抜価格 2,000+税
規格番号: NIW132
POP: 4988044032965


WALK INN FUCKIN STUDIO! EXHIBITION & RELEASE PARTY

※6:Niw Records。音楽レーベル。2003年設立。FRONTIER BACKYARD、Keishi Tanaka、CHABE、CUBISMO GRAFICO FIVEなどのマネージメントも行う。
※7:Anoraks。古川太一と拓也の兄弟によるグラフィックデザインチーム。印刷物、ファッション、Webなどの分野で、商業的・自主的なプロジェクトを柔軟に行っている。