来年は協賛をどんどん取って増やしていきたい

来年のフェスについてお聞きします。
開催発表の公式アナウンスと同時に発表されたメッセージを読む限り、来年はこれまでの5年とは違った段階に入っていくのかな?と言う印象を受けました。

野間:
完璧そうです!(笑)まさに言いたいこと言ってくれたなあ。
まず1回目から5回目までは小規模って言葉が正しいかどうかはわからないけど、ミニマムで自分たちができるだけ動ける環境を作ってチーム力を上げる。内側に向けた部分が強かったかな。今まで崩れていくチームも見てきたから、まずこのチームの結束力を確かなものにしたかった。そして動けるチームを作って結束力をあげて、それ以降に拡げていく。そこを意識しながらやってきた。
そして6回目。今度は拡げていこうと。去年は西原商会とコラボしてウォークインフェスのラッピング市電を走らせたんだけど、企業や県とかとのコラボみたいに面白いことをどんどん拡げていきたいんだよね。だから来年は協賛をどんどん取って増やしていきたい。企業だけじゃなくて個人協賛的なやつも考えてる。一口10,000円で参加してくれた人ののぼりを会場に立てようと思ってます。目標100件!
今まで協賛なしで出来てたのになぜ今年から?って思う人もいると思うんだけど、1回目から5回目まで関わってきてる人たちはホントみんな身を削りながらフェスを作り上げてくれて、ここまでやってこれてるけどほとんどボランティアみたいな状況なんだよね。だから来年からは元気玉みたいにみんなから少しずつサポートしてもらって、かけるべき正しい場所にお金を使いながらフェスを継続していきたい。今後フェスを一緒に作っていく若い人たちに対しても、当たり前にお金を渡してそれを仕事としてあげたい。ホント元気玉みたいだよね。

話を聞いてるとウォークインフェスでは段階を踏んで若い世代に繋げていくという役割もあるように感じます。

野間:
うん、1回目から次の世代のことは考えてて、ウォークインスタジオだけじゃなく、キャパルボと手を組んでやったのはそういう意味なんだよね。ライバルとかそういうとこで考えるのはしょうもないと思ってたし、大人がそれやっちゃうと下の世代の子もそういう目線になっちゃうからさ。それが嫌だったんだよね。鹿児島って人口も少ないのにさ、場所ややり方を選んでる人が未だにいると思う。あるものは使えば良いし、頼めるものは頼んだ方が良いっていう当たり前のことを若い子たちに伝えていきたい。もちろんそのためには自分が足を使ってその動きを見せていかないといけないなと。そういう意味でフェスには途中参加だけどキャパルボの若手の制作・寿山くんにも色々とやってもらってます。

寿山:
1回目の開催の時はドリンクスタッフとして参加しました。社員にはなってたけど制作や運営には関わってなかったです。2回目かな?それこそキャパルボでの仕事もブッキングや制作・運営をやらさせてもらえるようになって、1年ごとに任せてもらう仕事が増えていってウォークインフェスでも制作や運営に関わらさせてもらえるようになりました。フェス以外の仕事も増えていって、例えば今年フジロックに「GLARE SOUNDS PROJECTION」と一緒に行って制作のやりとりをさせてもらったり、ニューアコ(New Acoustic Camp)ではスタッフとして参加させてもらいました。いろんな経験をさせてもらって今まで見えてこなかったことが見えてきたり、それまで野間さんが言っていることの本当の意味が理解できない部分もあったのですが少しずつだけど理解できるようになってきたと思います。現在来年に向けて動いている中で今回制作のトップをやらせてもらえることになりました。もちろんそれに満足することなく、さらに同世代・次世代も含めた新しい仲間を作っていきたいと思ってます。

野間:
鹿児島はそうやって繋がっていくものがなかったんじゃないかと。僕らが持ってる知識や経験を若い子に受け継いで、それをまた次の子たちに受け継いでいくことがフェスを通じて出来てるんじゃないかとは思うよね。それが鹿児島という土地でカルチャーを作るやり方かなと。おっさんの経験は必要だろうけど実際若者のカルチャーにおっさんはいないほうがいいと(爆)まあ歳関係なく一人一人の役割を持つことが必要かな。そういうことを今までも大切にやってきてたし、それが形になってきてると思います。

寿山:
そうですね。実際、野間さんを超えたいとかそういうことじゃなくて自分が出来ることをやりたい。

野間:
うん、そうなんだよね。勝ちとか負けとかじゃなくて、歳取ってても若くてもその人がやれることをやっていれば自ずと広がっていくだろうし、繋がっていくんじゃないかと思ってます。

寿山:
あと若い世代で「制作とかやりたい」とかって人に出会わないんですけど「どんなことやってるんですか?」とかどんどん聞きにきてほしいですね。日々楽しいよ!ってことを教えてあげたい。僕にも後輩欲しいんで(笑)

野間:
実際、自分が若い頃そう思ってた(笑)そういう人たちって僕らがやってることは難しい事だと思ってるだろうから、フェスというコンテンツを使って音楽というカルチャーで仕事をするってのはこいういうことですよって言うのをみせてあげたい。ライブはもちろん、照明・音響・舞台・設営会社やその他映像・装飾・キャンドルとか芸術関係っていうのかな?非日常的なものに触れることで若い子たちが未来に対して夢が膨らんでいけばいいと思ってます。僕らはそれがたまたま音楽なだけであって、フェスには飲食店もあるし洋服屋さんもあるしいろんな職業の人たちが参加してるから、そういう人たちの表現を見てもらっていろんな刺激を持って帰って欲しいなと思ってる。

寿山:
僕も毎回違うことにチャレンジさせてもらうことで満足して終わったこととかないけど、それでもやる度に刺激やもっと出来たなとか悔しさが残る。その分来年何が出来るだろう?とか日々の仕事に持ち帰ってプラスになるようにモチベーションに変えてやってます。ウォークインフェスは1年に1回、1年間やってきたことの確認が出来る場所でありながら、また次の課題を与えてもらえる場所だなと思ってます。

恒例となっているキャパルボでのカウントダウンライブも、最近ではライブだけじゃなくいろんな方面での出演者を募集してたりしますが、この変化も少なからず影響を受けていたりしますか?

寿山:
そうですね。自分のやれることってなんだろうって思った時に、前に出て楽しむことが出来て、かつポジティブな人間なんだと思ったんです。イベントで自分が坊主になったこともあったんですけど、いじられることだったり純粋に自分が楽しめることをやるのが、お客さんにも楽しんでもらえるんじゃないかと思っていて。それでカウントダウンでは餅つきあったら楽しいなとか、音楽以外の要素もたくさん取り入れて自分のカラーというか自分が楽しいと思えることを表現しているつもりです。

野間:
上司の悪口とか言ってもいいんだよ(笑)