ウォークインフェス2020開催へ向けてのインタビュー第三弾。
今回はオーガナイザーの野間太一(WALK INN STUDIO!代表)に加えて今年のウォークインフェスの制作にも参加している「fuzz rock cafe」オーナーを務めるブーヤンを迎えて、霧島の現状や音楽事情などについて聞いた。
インタビュー第一弾のテーマ編、第二弾ブッキング編はこちら。
Text:平野勲(ongaku-heiya) / 2020.1.29 Interview
インタビュー第一弾と少々かぶりますが、「WALK INN STUDIO」と「FUZZ ROCK」が手を組んで国分でウォークインフェスを開催することになった経緯を教えて下さい。
ブーヤン:野間君から霧島でどこか良い所ない?って連絡があった時に霧島市国分でしてほしいと素直に思って。野間君とあった時色んな話して僕の気持ち伝えて。っていうのが経緯かな。ちゃんと話したことなかったのでいろいろ話して…文字とか言葉じゃ伝わらないかもです(笑)
野間:伝わらないのを伝えられるように頑張ります!!(笑)
ウォークインフェスの会場を移動する候補地としてまずは携帯のGoogleMapで緑の多い所とか探したり、鹿児島県内にいる仲間たちに相談したんです。鹿屋市、南さつま市そして霧島市国分。
今は無くなっちゃったけど昔国分に「FUZZ ROCK HALL」って言うライブハウスがあってね、そこのオーナーがブーヤン。
ウォークインフェスのあり方、そしてなぜ移動するのか?なぜ地元バンドにたくさんででもらうのか?なぜこんなゲストバンドを呼んでるのか?自分の気持ちを伝えながら、ブーヤンも色々話してくれて、ブーヤンの反応をみて決めようと思ってた。
ウォークインフェスを霧島市でやるということについてどう思いましたか?
ブーヤン:率直に嬉しかったです。霧島市が合併してから国分でのフェス企画したんですが心が折れてしまって…でも、いつかは、いつかは、って思ってたらあっというまに月日が経っていて、ライブハウスの経営を止めていて。だから野間君から連絡があった時は嬉しかった。携われることもですし、霧島市国分でフェスがあることに。
野間:僕は市内でやってたウォークインフェスをその土地に持って来てそこに住む音楽を広げようとしてる人たちに迷惑にならないかな?ってのだけ心配してました。
今は「fuzz rock cafe」のオーナーをされていますが、以前はライブハウス「FUZZ ROCK HALL」も経営されていました。かつては”KOKUBU ROCK CITY”と言われ地元の「FAT PROP」をはじめ様々なアーティストがファズロックホールに集まっていました。確かウォークインフェスにも縁のある「BRAHMAN」も出演したこともあったと思います。当時の国分のミュージックシーンを教えて下さい。
ブーヤン:シーン…ただただ楽しくて集まっていたような、その延長線上でライブハウスをやってたみたいな気がします。皆んながバカでした。いい意味でw 皆んなバンドのことを中心に生活してたような気がします。
とにかくバンドがいっぱい居ましたね(人口の割には)。
機材買って、オリジナル曲作って、レックして、車買って、ツアーに出る。基本の楽しみ方みたいな(笑)
“KOKUBU ROCK CITY”っていうのはその頃この街を音楽の街にしようってつけた名前でした。なので今でも”KOKUBU ROCK CITY”って名乗ってますけど(笑)
野間:ちょうど僕はその頃東京に住んでて、あー国分盛り上がってるな~
「CAPARVO」と喧嘩にならなければいいな~って思ってました(笑)
今年のウォークインフェスに地元のアーティストが多数出演しています。現在の国分のミュージックシーンはどう考えていますか?
ブーヤン:まだまだ楽しいことできそうな感じですかね。着々と出来上がってきてるような気がしています。
とくに「JAM MONKEY」はがむしゃらに頑張っていますね。
バンド自体は少ないですがそれぞれが自分たちのスタイルもってやっている感じですかね。
音楽できるお店も国分にはありますしね。
今後地元で何か考えていることはありますか?
ブーヤン:ライブハウスやりたいですね!1回辞めているので慎重にはなると思いますし同じやり方じゃなく続けられるやり方で。僕は経営の勉強かな…笑
音楽だけじゃなくチャレンジしていける自分になりたいし可能性を現実化できる街にしたいですね。
野間:今回ウォークインフェスを国分に移した経緯の1つですね。
やっぱりブーヤンって人間がやるライブハウスに興味があります。
彼は店長もやってたけど、今もちゃんとバンドのプレイヤーだし。
ウォークインフェスの制作でもありますが、彼のバンドも出演してくれる。
プレイヤーの気持ちを理解してあげられるライブハウスがブーヤンの作るライブハウスだと思います。
なのでウォークインフェスを利用してもらい、ブーヤンだけが背負ってたライブハウスをぼくらも手伝いたいなって思ってます。
改めて初の国分での開催となるウォークインフェス。どんなフェスにしたいと思いますか?
ブーヤン:街の色んな人が関わりたいと思うようなフェスですかね。そして小学生、中学生、高校生がバンドしたいって思うようなフェス。
アーティストの人がこのイベントだけは必ず出たいってフェスですかね。
野間:6年間ゼロから作ってきたウォークインフェスのノウハウを全て引き渡そうと思います。
そして国分は国分なりのフェスをそこに住む人たちから発信して創っていければ良いなと。
そうなった時には僕らは次の街に移動します。(遊牧民フェスだからw)
もちろんその時は全力でサポートさせてもらいます!
ありがとうございました。
今回のインタビューは以上になります。次回もお楽しみに。
WALK INN FES! 2020
僕らの街は、僕らで創る。 in 霧島市国分
WALK INN STUDIO! × FUZZ ROCK presents / supported by CAPARVO SR Factory
2020年5月16日(土)・17日(日) 鹿児島県霧島市 国分キャンプ海水浴場
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