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2005.8.27 sat
electric humanoid
MUSIQUE ANIMEE
the powerful banana
白☆星
0225tone



2005.8.28 sun
ココロイロトリドリ
sodopp
ガガーリン

The Vector pluss

 
 
この日のTAKAHI-ROCKも適材適所に決めてくれる。スピッツのカヴァー「POLYSICS/チェリー」や「ナンバーガール/透明少女」など。その匂いがぷんぷんだ。その透明少女に導かれるかのごとく、いつものコーネリアスのSEがギンギンに流れる。たちまちステージはストロボの嵐。そう、透明少女ならぬ「sodopp」の登場だ。

目つぶしの照明と呼吸を合わせるかのごとく4つ打ちのキックがリズムを刻んでいく。1曲目は「4BEAT」。実に安直なタイトルだ(笑)

ご存じの方も多いだろうが僕とsodoppの付き合いは長い。彼女らがまだ5人編成だったころからである。高校生限定のイベント「エレキ甲子園」にジャージ姿で出演し、度肝を抜くどへたな演奏をしていたのが5年前。それからメンバーは今のスタイルになり、オリジナル曲をつくり、酸いも甘いと、挫折と感動を繰り返してここまでやってきた。ギャルバンなんて!という悪い見方をされることに対してメンバーは葛藤することもあったでしょう。それでも純粋に音楽が好きでsodoppが好きで続けてきて、20歳にしてバンドは5歳を迎えているのである。

"10年後に笑っているため今こんなにも辛いのだろう この夢を全うしたとき僕は笑って死のう"

何事もなかったようにメロディーにのせて唄う。しかしこの詩こそが音楽を続ける理由なんだと思う。正直、今回のイベントに彼女らを誘うかどうか最後まで悩んでいた。本当に最後の最後まで悩んだ。理由は僕が初めてsodoppを見たときのような、なんの迷いもない、あとさきも何も考えない、純粋に音楽が楽しくってしようがなかったあの時じゃなくなっていたから。もちろん歳をとれば音楽を続けることは一言で言うとムズカシイのである。残念ながら音楽以外のことも踏まえなければいけないのである。ごらんの通り出演という形になっているわけだが、同世代のelectric humanoid、ココロイロトリドリの2バンドと共闘することによってなんらかの化学反応をおこすのではないかという期待も込めて出演にいたったのである。ホントは1日目の2番手の予定だったんだが、その2バンドをsodoppに見てもらってからそれを発憤材料としてステージに臨んで欲しかった為にあえて2日目の2番手を選んだ。結果はお客さんが判断してほしい。

中盤3曲は最近できたナンバーで固めてくる。メンバー自身も「このままではいけない」と自覚しながら作られた3曲。そのくせポップだなあと感じるかもしれないが、そんな事情をしっているからこそより感慨深い。

ラストは「ドロップ」。巷じゃ話題になっている曲だが、思い入れがあることには変わりない。だからこそ逆に思い入れがある。

課題は見えた。やるべきことが明確に見えたとおもう。そして初のツアーが始まる。初の主催イベントも待っている。彼女らの出す答えを9/17にとくと拝見させて頂こう。


SET LIST
01.4BEAT
02.桜舞
03.ハナヨメマウンテン
04.ノラウサギ
05.ドロップ



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