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2006.10.14 sat
▼ Orange Floor
0225tone
brainwash
sodopp

▼ Purple Floor
MUSIQUE ANIMEE

Lubic cave house


2006.10.15 sun
▼ Green Floor
モーターパーカー
electric humanoid
ミズノイロ

▼ Red Floor
はれんちぼーいず
ココロイロトリドリ
FOOL&SCISSORS


▼ Floor DJ
TAKAHI-ROCK

はれんちぼーいず再結成について話をしたのは、確か昨年のカフェにて行われた「結晶と波紋」の打ち上げだった。その時はVo.大山が「Jackのちょっと前に帰ってきてスタジオに入れば出来なくはないよね」と言ったのを覚えている。自分自身も復活させられないものかと考えていたので、その打ち上げの時は自分から持ちかけた話ではなかったのだが、互いの思惑がうまくかみ合って、改めてメンバーに打診した。彼らは快くそれを引き受けてくれて、さらにそれをすごく楽しみにしていてくれた。主催者としてそれは大変うれしいこと。そんな経緯があっての今回の「はれんちぼーいず」復活なのである。

新人バンドではありながら、会場の期待感ときたら雰囲気を見ていれば分かる。そんな期待感のなか、いよいよラストフロア「Red Floor」の幕が開く。

上半身裸でGt.日向が登場し、ノイジーなギターをかき鳴らす。その後、ドラム山本、Ba.下薗と順に登場し、徐々にバンドサウンドが出来上がっていく。何かが始まるという予感が会場を包み込んだ頃にVo.大山がワンピースを纏い、ステージに現れる。久しぶりの光景に会場からは懐かしの歓声が沸く。

以前とは違いロック色の強いアレンジで始まったのは「息をとめて」。大山のヴォーカルが入った途端、タイムスリップするような声。そう、これである。会場はノる気配はなく、じっくりと固唾を呑み彼女らのステージングに目を向ける。動けないとはこういうことだ。

それを感じつつ、2曲目のイントロのアルペジオが優しく響く。そして「うた」を放つ大山。。。

「明日 晴れるかな 会えるかな サンデーラヴァー」

こぶしを握りながら発せられたメロディーはアイアンクロウ時代の名曲「サンデーラヴァー」。この瞬間少なくとも5人は涙を流していたのを知っている。それほど、この曲に対する思い入れや重みを共感できる人間が多数いるという証明だろう。

「ロックなんて言葉ほど アバウトなものはない」

と切に歌い上げるその様に会場は立ちつくすばかり。圧倒的なカリスマ性でフロアを釘付けにし、拍手をするのが精一杯。そんな光景だった。個人的に公私ともに知っているので今の葛藤や理想、さまざまな想いが渦巻いている、そんな風に思えた。まさにイベントのハイライトである。強烈なインパクト。

「今日の4人のテーマは"終わりは始まり"ですから。じゃあ最後は、ここにいたらずっと、、、、、子供のままでいられるんだよね?というわけで。。。」

と優しく言葉を残し一夜限りの「ネバーランド」を噛みしめるように、名残惜しむように「はれんちぼーいず」はステージを去った。


SET LIST
01 息をとめて
02 サンデーラヴァー
03 スロウスターター
04 ブルーローズ
05 ネバーランド



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